プラムジャム


朝6時過ぎです、室温28度、外の冷んやりとした風が入ってきて気持ち良い。昨夜夜中に開花で父が起き、うわっと言いながらドタドタと母の部屋へ行き「ママ〜〜」と力無い声で呼んでいた。でも母の反応は無い。その後父はトイレに行って自分の部屋に戻った様子。私は2階でお布団の中から聞き耳を立てていた。てっきりおねしょか?と思ったのだが特に騒ぎが大きくなる様子もないのでそのままやり過ごした。父にとって母はいなくてはならない存在なんだな〜としみじみ思ったりした。因みに先ほど母に夜中の出来事のことを聞くと「熟睡してたので気づかんかった」とのこと。うん、よく眠れるというのはそれはそれで良いこと。昨日は朝父を散歩に誘ったが「う〜ん、眠たいんじゃ〜」と断られた。はいはい、と思い常備菜作りに勤しむ。先日買ったプラムもジャムにしちゃおうと準備する。前回キャンベルでジャムを作った時に砂糖を50%の量で入れ、大層甘いやつを作ってしまったことを後悔しているのだ。今回は20%で。程なくして父が起きてきた。「コーヒー飲みたい!コーヒーを飲む夢を見たんじゃ!!」と言いながらカップにコーヒーを注いでいた。一緒にコーヒーを飲んで蜂蜜パンを食べた。一息してお散歩に誘ってみた。外は暑いけど日陰に入って風が吹くと涼しい。風邪を浴びる度に「気持ちがいいねぇ〜」と言い合った。濃い紫の葛の花がそこらじゅうに咲いていてとってもきれいだ。萩の花も勿忘草の花も咲いていて地味ながらかわいい。ゆっくりゆっくり小1時間ほど歩いた。歩数を見ると約4000歩、う〜ん、6000歩くらいは歩いてるつもりだったのだが意外と歩いてないのか。とはいえ、4000歩を1時間かけて歩くくらいが父にはいいペースみたいだ。家に帰り汗だくになったシャツを脱いでもらい洗濯をする。そして軽くお昼ご飯を食べる(常備菜やら、残り物)扇風機のタイマーが切れると父は自分の部屋に移動して居眠りを始めた。父の部屋のソファの上にもペットシートを一番上に置いてある。が、最近父はこれをどかしてしまうのだ。台所の椅子は大丈夫なのになぜ?と思ったら、どうやらソファの場合はダラ〜〜と座るので滑るみたいだ。なるほど。父が眠っている間に私はジャム作り、う〜ん、前回も思ったのだが香りをあんまり感じないのだ。以前は甘酸っぱい幸せの香りで心満たされていたのに…鼻が効かなくなったのかなぁ。数時間すると今度は「牛乳!!牛乳のテレビを見た!夢の中で牛乳のテレビを見た!」と言って父が起きてきて美味しそうに牛乳を飲んでいた。微笑ましく見守った。日曜日は大河の日なので晩ご飯は早めに済ます。ちょい濃い味の炊き込みご飯(牛蒡と蓮根)を作って絹上げを焼く、冷凍の鰯の煮付けを湯煎して常備菜もろもろを出す。ドラマが始まると父が色々とくだらない質問を始め、母に退場を命じられていた。うん、平和。